岡西 政典 (研究員)OKANISHI, Masanori (MEXT Postdoc)

2015年10月に助教として茨城大学に異動



■研究テーマ
クモヒトデ綱の系統分類学的研究

【学位論文 】
「西太平洋産ツルクモヒトデ目(棘皮動物門、クモヒトデ綱)の系統分類学的研究」
"Systematic Study of the Order Euryalida (Echinodermata, Ophiuroidea) from Western Pacific"

■経歴

・2007.3: 北海道大学・理学部・生物科学専攻 卒業
・2009.3: 東京大学大学院・理学系研究科・生物科学専攻 修士課程修了
・2012.3: 東京大学大学院・理学系研究科・生物科学専攻 博士課程修了
※連携大学院・国立科学博物館・藤田敏彦研究室
・2012.4-    京都大学・フィールド科学教育研究センター・瀬戸臨海実験所 研究員

■研究内容


クモヒトデ綱は現生で2060種が知られる,棘皮動物門の中では最も種の多様性の高い動物群です.細長い腕を器用に折り曲げることで岩に隠れたり,サンゴなどの他の動物に絡みつくことができるため,海洋の様々な環境に適応しています.

学位論文では,中でもツルクモヒトデ目に注目して研究を進めました.本目は岩やヤギなどの他の動物などに絡み付いて生活しているために極めて移動性が低いと言われています.しかし実際には海山などの水流の早い地形に,世界的に分布しており,どのようにして分布を広げてきたのかは明らかにはされておりません.従ってその系統進化を探ることで、深海における底生生物の種分化や,地史的なイベントを探る上での手がかりが得られるのではと期待できます.これまで形態観察と分子系統解析的手法を用いることでその系統分類や進化の一端を明らかにしてきました.

最近では研究対象をクモヒトデ綱全体に広げ,次世代シーケンサーを使った分子系統解析や,浅海性の八放サンゴ(ヤギ類)に絡んでいるクモヒトデ目の生態学的研究にも取り組み始めています.

また、現在は文科省の研究員(特別教育研究)として、教育拠点事業で瀬戸臨海実験所を利用した大学の臨海実習の指導にあたっています。詳しくは【教育活動】を御覧ください。


■個人ウェブサイト






チームてづるもづる(2013年3月より)

■論文(青字は論文内で行った分類学的操作)


【査読あり】(*Corresponding author)

1) Masanori Okanishi* and Toshihiko Fujita. (2009a) A New Species of Asteroschema (Echinodermata: Ophiuroidea: Asteroschematidae) from Southwestern Japan. Species Diversity 14 (2): 115-129.
Asteroschema amamienseを新種記載しました。"amamiense"は「奄美産の」という意味です。

2) Toshihiko Fujita*, Utako Iwasaki and Masanori Okanishi. (2009) Ophiuroids (Echnodermata) of Genus Ophiura Collected from Deep Waters off Pacific Coast of Northern Japan. National Museum of Nature and Science Monographs 39: 619-653.
・東北沖(65-5680 m)から採集された10種のクシノハクモヒトデ属(Ophiura)を報告しました。私は標本のSEM撮影を担当しました。

3) Masanori Okanishi* and Toshihiko Fujita. (2011a) Two new species of the subgenus Asteroporpa (Astromoana) (Ophiuroidea: Euryalida: Gorgonocephalidae) from Japan. Zootaxa 2751: 25-39.
Asteroporpa (Astromoana) koyoaeAsteroporpa (Astromoana) muricatopatellaを新種記載しました。"koyoae"は小笠原水産センターの調査船「興洋」に献名した名前で、"muricatopatella"は「盤が棘に覆われた」という意味です。

4) Masanori Okanishi* and Toshihiko Fujita. (2011b) A taxonomic review of the genus Astrocharis Koehler (Echinodermata: Ophiuroidea: Asteroschematidae) with a description of a new species. Zoological Science 28 (2): 148-157. 
※Zoological Science Award 2012,および藤井賞を同時受賞
Astrocharis gracilis Mortensen, 1918をAstrocharis ijimai Matsumoto, 1911 の同種異名とし、Astrocharis monospinosaを新種記載しました。"monospinosa"は「一本の針を持つ」という意味です。

5) 岡西政典*・立川浩之・藤田敏彦. (2011d) 千葉県勝浦沖で採集された日本新記録のトゲツメモヅル   (新称)(棘皮動物門、クモヒトデ綱、ツルクモヒトデ目、テヅルモヅル科). 千葉中央博自然誌研究報告特別号 9: 97-102.
・日本新記録属のAstrochele pacifica Mortensen, 1933を再記載しました。 Astrocheleに標準和名「ツメモヅル」を提唱しました。

6) Masanori Okanishi*, Timothy D. O'Hara, Toshihiko Fujita. (2011e) Molecular phylogeney of the order Euryalidab (Echinodermata: Ophiuroidea), based on mitochondrial and nuclear genes. Molecular Phylogenetics and Evolution. 61: 392-399.
・ユウレイモヅル科(Euryalidae)とタコクモヒトデ科(Asteroschematidae)を併せた分類群 を新たなユウレイモヅル科として再定義しました。その中にユウレイモヅル亜科、タコクモヒトデ亜科及び ヒメモヅル亜科(新亜科)を設立しました。

7) Masanori Okanishi*, Timothy D. O'Hara, Toshihiko Fujita. (2011f) A new genus Squamophis of Asteroschematidae (Echinodermata: Ophiuroidea: Euryalida) from Australia. Zookeys. 129: 1-15.
Asteroschema amamienseをタイプ種とする新属Squamophisを設立し、 Squamophis albozosteresを新種として記載しました。"Squamophis"は「鱗を持つ蛇」という意味で、"albozosteres"は「白い環の」という意味です。

8) Masanori Okanishi*, Jennifer, M. Olbers, Toshihiko Fujita. (2013a) A taxonomic review of the genus Asteromorpha Lütken (Echinodermata: Ophiuroidea: Euryalidae). The Raffles Bulletin of Zoology. 61 (2):  461-480.
Asteromorphaという属の分類学的再検討です。タコクモヒトデ科のAsteroschema capense Mortensen, 1925が別のユウレイモヅル科のAsteromorpha属の1種であることを明らかにしました。これにより、3種が知られていたAsteromorpha属は4種に整理されることとなりました。

9) Masanori Okanishi* and Toshihiko Fujita. (2013b) Molecular phylogeny based on increased number of species and genes revealed more robust family-level systematics of the order Euryalida (Echinodermata: Ophiuroidea). Molecular Phylogenetics and Evolution. 69 (3): 566-580.
・ツルクモヒトデ目の系統解析の第二段です。テヅルモヅル科とキヌガサモヅル科が単系統となること、テヅルモヅル科の中に3つのサブクレードが認められることを示しました。前者は新上科として記載し、後者のクレードのうち2つを既存の亜科に割り当て、残り1つを新亜科として記載しました。また、本研究ではタクソンサンプリングと適切な遺伝子の選択が分子系統解析に与える影響についても少し言及しています。

10) Masanori Okanishi* and Toshihiko Fujita. (2014a) A taxonomic review of the genus Astrodia (Echinodermata: Ophiuroidea: Asteronychidae). Journal of the Marine Biological Association of the United Kingdom. 94 (1): 187-201.
Astrodiaという属の分類学的再検討ですタコクモヒトデ科のOphiocreas abyssicola Lyman, 1879が別のキヌガサモヅル科のAstrodia属の1種であることを明らかにしました。これにより、3種が知られていたAstrodia属は4種に整理されることとなりました。また本研究では、Astrodia excavata Lütken & Mortensen, 1899 と Astrodia plana Lütken & Mortensen, 1899 のレクトタイプ指定も行いました。

11) Masanori Okanishi* and Toshihiko Fujita. (2014b) A taxonomic review of the genus Asterostegus (Echinodermata: Ophiuroidea: Euryalidae) with a description of a new species. European Journal of Taxonomy. 76: 1-18.
Asterostegusという属の分類学的再検討です。本属には2種が知られ提案したが,原記載(A. tuberculatus mortensen, 1933とA. maini McKnight, 2003)以外には分類学的な研究が行われていませんでした.本研究ではこれらの2種を再記載するとともに,本属に,マダガスカル産の新種AA. sabineaeを記載しました.この新種の種小名sabineaeは,スウェーデン自然史博物館のクモヒトデ学者のSabine Stohr博士に献名しました.

12) Masanori Okanishi* Takeya Moritaki and Toshihiko Fujita. (2014) Redescription of an euryalid bittle star, Astroceras coniunctum (Echinodermata: Ophiuroidea: Euryalidae). Bulletin of the National Museum of Nature and Science Series A (Zoology). 40(3): 133-139.
・ユウレイモヅル科のツノモヅル属(Astroceras)の一種の再記載論文です.2012年に三重県鳥羽水族館に持ち込まれた三重県沖のクモヒトデと,2013年に高知のサンゴ漁で得られたクモヒトデの標本がAstroceras coniunctum Murakami, 1944であると認めたため,再記載しました.ツノモヅル属の種は,体の表面にツノのような突起をもつのですが,それが同属の他の種と比べて非常に大きいことで区別されます.また,この特徴をもって本種に「オニツノモヅル」という標準和名を付けました.
本種は村上子朗によって1944年に記載されて以降,実に70年ぶりの発見となります.このような再記載は,当時と現在の海洋環境を比較する上で非常に重要です.

【査読なし】

1) Masanori Okanishi*, Kunihisa Yamaguchi, Yoshihiro Horii and Toshihiko Fujita. (2011c) Ophiuroids of the order Euryalida (Echinodermata) from Hachijo-jima Island and Ogasawara Islands, Japan. Memoires of the National Museum of Nature and Science, Tokyo. 47: 367-385.
・それまで2科7種のツルクモヒトデ目が知られていた八丈島および小笠原海域には、4科12属17種が生息していることを明らかにしました。

2) 岡西政典. (2013c) 西太平洋海域におけるツルクモヒトデ目の系統と分類
Taxonomy and phylogeny of the order Euryalida in Western Pacific. 
[第10回日本動物分類学会奨励賞受賞記念論文]. タクサ. 35: 1-15.
・西太平洋産のツルクモヒトデ目について、タイプを含む標本を調査し、本海域には120種のツルクモヒトデ目が生息していることを明らかにしました。さらに、ツルクモヒトデ目の分子系統解析の状況についても述べたほか、今後の若手分類学者の活動についても言及しました。

3) 岡西政典*, 加藤哲哉, 宮崎勝己 瀬戸臨海実験所の教育と研究における分類学の重要性―時岡隆先生と臨海実習に注目して― A focus on Takasi Tokioka (1913―2001) and short training course in marine biology: The importance of the taxonomy for education and research at the Seto Marine Biological Laboratory. タクサ. 36: 1-5.
 本論文では、2013年に生誕100周年を迎えられた京都大学瀬戸臨海実験所元所長の故時岡隆先生の一生を振り返り、瀬戸臨海実験における分類学および生物学教育に対する貢献につ いて紹介しています。また、実験所で開催されている近畿一円の大学の臨海実習に注目し、動物学教育における臨海実習の意義と分類学の重要性について述べています

【学位論文】

Masanori Okanishi, Systematic Study of the Order Euryalida (Echinodermata, Ophiuroidea) from Western Pacific 「西太平洋産ツルクモヒトデ目(棘皮動物門、クモヒトデ綱)の系統分類学的研究」. 174 pages, 10 tables, 10 figures, 118 plates (英文).

【報告書・記事など】

1) 岡西政典 (2009b) 第13回棘皮動物学会議に参加して. タクサ. 日本動物分類学会誌. 26: 31-32.

2) 岡西政典 (2010) ツルクモヒトデとはどんな動物か? うみうし通信. 69: 5-7.

3) 岡西政典・藤田敏彦 (2013) ヒメモヅル属の分類学的再検討 日本動物学会ウェブサイトトピックス記事.
http://www.zoology.or.jp/news/index.asp?patten_cd=12&page_no=637

■学会発表(国際会議)*は発表者


【口頭発表(査読有り)】

1) Okanishi, M* and Fujita, T. A taxonomic review of the family Asteroschematidae (Ophiuroidea) from Japan. 13th International Echinoderm Conference, University of Tasmania, Australia (January, 2009).

2) Okanishi, M* and Fujita, T. Molecular phylogey of the order Euryalida (Ophiuroidea). 7th European Conference on Echinoderms, University of Gottingen, Germany (October, 2010).

3) Okanishi M.* and Fujita T. A new family-level classification of the order Euryalida (Echinodermata: Ophiuroidea). Joint Seminar of LIPI and ACORE Program of JSPS. Main Auditorium of LIPI, Indonesia (November, 2012).
※旅費・参加費はJSPSが負担

4) Okanishi M.*, Chvanich S., Vijakarn V. and Fujita T. Population structure of a fissiparous brittle star Ophiothela danae (Echinodermata: Ophiuroidea) on gorgonacean corals. NRCT-JSPS Joint International Seminar on Coastal Marine Science in Southeastern Asia. Khum Phucome Hotel, Chiang Mai, Thailand (16, November, 2013).
※旅費・参加費はJSPSが負担

5) Okanishi M.*, Chvanich S., Vijakarn V. and Fujita T. Population structure of a brittle star Ophiothela danae (Echinodermata: Ophiuroidea) on gorgonacean corals from Gulf of Thailand. IOC/WESTPAC International Scientific Symposium. Sheraton Hotel, Nha Trang, Khanh Hoa, Vietnam (22 April, 2014).
※旅費・参加費はJSPSが負担

6) Okanishi, M.* and Fujita, T. Molecular phylogeography of the euryalid brittle star, Asteronyx loveni. 2014 European Echinoderm Colloquium. Portsmouth University, Portsmouth, UK (21 July, 2014).

【ポスター発表(査読有り)】

7) Masanori Okanishi and Toshihiko Fujita*. A new family-level classification of the order Euryalida (Echinodermata: Ophiuroidea). 14th Internationl Echinoderm Conference, prestigious buildings of the Royal Academy of Sciences of Belgium, Brussels (August, 2012).

【ポスター発表(査読なし)】

8) Masanori Okanishi* and Toshihiko Fujita. Molecular phylogey of the order Euryalida (Echinodermata: Ophiuroidea). The University of Tokyo, GCOE retreat, University of Tokyo, Japan (March, 2010).
※Plenary Poster Award を受賞

■学会発表(国内学会)


【口頭発表】

1) 岡西政典*・形態に基づくタコクモヒトデ科(クモヒトデ綱:ツルクモヒトデ目)の分類学的再検討. 第4回棘皮動物研究集会. 東京大学本郷キャンパス.(2007年12月)

2) 岡西政典*・藤田敏彦.日本産タコクモヒトデ科(棘皮動物門:クモヒトデ綱:ツルクモヒトデ目) の分類学的再検討.日本動物分類学会第44回大会.横浜国立大学教育文化ホール.(2008年6月)

3) 岡西政典*・藤田敏彦.日本産ツノモヅル属(ユウレイモヅル科)の分類学的再検討. 日本動物分類学会第45回大会.名古屋港水族館.(2009年6月)

4) 岡西政典*・藤田敏彦.ツルクモヒトデ目(棘皮動物門:クモヒトデ綱)の分子系統解析. 日本動物学会第80回静岡大会.東静岡コンベンションセンターグランシップ.(2009年9日)

5) 岡西政典*・藤田敏彦.ツルクモヒトデ目(クモヒトデ綱)の分子系統解析.第6回棘皮動物研究集会. 東京工業大学大岡山キャンパス.(2009年12月)

6) 岡西政典*・藤田敏彦.日本産キヌガサモヅル科(クモヒトデ綱)の分類学的研究.日本動物分類学会 第46回大会.国立科学博物館新宿分館.(2010年6月)

7) 岡西政典*.ツルクモヒトデ目の分類学的研究.第7回棘皮動物研究集会. 神奈川大学湘南ひらつかキャンパス.(2010年12月11日)

8) 岡西政典*・Tim O'Hara・藤田敏彦.ツルクモヒトデ目の系統分類学的研究. 日本動物分類学会第47回大会.琉球大学千原キャンパス.(2011年6月)

9) 岡西政典*・藤田敏彦.分子系統に基づくツルクモヒトデ目(棘皮動物門:ツルクモヒトデ目) の分類学的再検討.第83回日本動物学会大阪大会.大阪大学豊中キャンパス.(2012年9月)

10) 岡西政典*.100年ぶりに発見されたヒメモヅル属(クモヒトデ綱:ツルクモヒトデ目)の新種.第9回棘皮動物研究集会.東北大学農学部キャンパス.(2012年12月)

11) 岡西政典*・Jennifer M. Olbers・藤田敏彦.Asteromorpha属(クモヒトデ綱:ツルクモヒトデ目)の分類学的再検討.日本動物分類学会第49回大会.宮城教育大学.(2013年6月)

12) 岡西政典*・藤田敏彦.Astrodia属(クモヒトデ綱:ツルクモヒトデ目)の分類学的再検討.第84回日本動物学会岡山大会.岡山大学津島キャンパス.(2013年9月)

13) 岡西政典*・Suchana Chavanich・Voranop Viyakam・藤田敏彦.タイ湾におけるヤギ類に付着するニシキクモヒトデ(Ophiothela danae)の色彩変異,生殖様式と体長組成.第10回棘皮動物研究集会.富山大学理学部.(2013年12月)

14) 岡西政典*・藤田敏彦.Asterostegus属(クモヒトデ綱:ツルクモヒトデ目)の分類学的再検討.日本動物分類学会第50回大会.国立科学博物館筑波分館.(2014年6月)

15) 岡西政典*・千徳明日香・三井翔太・石田吉明・藤田敏彦.日本国内より初めて産出したツルクモヒトデ目(クモヒトデ綱)の骨片化石.日本古生物学会2014年年会・総会.九州大学総合研究博物館.(2014年6月)

16)岡西政典*・藤田敏彦.日本産キヌガサモヅル(クモヒトデ綱:ツルクモヒトデ目)の分子系統解析.第85回日本動物学会仙台大会.東北大学川内北キャンパス.(2014年9月)

17) 岡西政典*・藤田敏彦.キヌガサモヅル(棘皮動物門:クモヒトデ綱)の分子系統地理.第11回棘皮動物研究集会.東京大学三崎臨海実験所.(2014年12月)



【ポスター発表】

1) 岡西政典*.形態に基づく日本産ツルクモヒトデ類(クモヒトデ綱)の分類学的研究. 第五回棘皮動物研究集会.琉球大学千原キャンパス.(2008年12月) 
※実際のポスターのタイトルは「日本産ツルクモヒトデ目(クモヒトデ綱)の系統分類学的研究」でした。

2) 岡西政典*・Tim O'Hara・藤田敏彦.ツルクモヒトデ目(棘皮動物門:クモヒトデ綱)の分子系統地理. 第58回日本生態学会.札幌コンベンションセンター.(2011年3月)

3) 岡西政典*・千徳明日香・藤田敏彦.ツルクモヒトデ目(棘皮動物門,クモヒトデ綱)の分子系統解析と骨片の形態に基づく新分類体系. 日本古生物学会第163回例会.兵庫県立人と自然の博物館.(2014年1月)
※優秀ポスター賞を受賞

【招待講演】

1) 岡西政典*. テヅルモヅルとはどんな動物か? ~系統分類から進化を探る~.  第43回種生物学会シンポジウム. シンポジウム1テーマ:「魅力を伝える生物学:アウトリーチと研究の接点を考える」. 富士Calm. (2011年12月10日)

2) 岡西政典*. 西太平洋海域におけるツルクモヒトデ目の系統・分類・進化.  日本動物分類学会第49回大会. 第10回奨励賞受賞記念講演. 宮城教育大学. (2013年6月9日)

3) 岡西政典*. ソーシャルメディアを活用した分類学. 第148回 知的財産マネジメント研究会 Smips. 法律実務(LAP)分科会・若手研究者のための知的財産リテラシー. テーマ:研究活動のオープン化:ソーシャルメディアを活用した研究活動. 政策研究大学院大学. (2013年7月13日)

4) 岡西政典*. 瀬戸臨海実験所での教育と研究における分類学の重要性. 第84回日本動物学会岡山大会. 日本動物分類学会シンポジウム「臨海実験所と動物学研究」. 岡山大学津島キャンパス. (2013年9月26日)

5) 岡西政典*. 分類学ってどんな学問? 日本動物分類学会第50回大会. 記念講演会「世界の動物に名前をつけよう~動物分類学への招待~」. 国立科学博物館上野本館. (2014年6月)
※兼シンポジウムオーガナイザー

6) 岡西政典*. サンゴ×クモヒトデ. 平成26年度鳥取県立博物館企画展「胸キュン☆サンゴ展」関連イベント. 特別シンポジウム「あなたの知らないステキなサンゴ~サンゴ研究の最前線~」. 鳥取県立博物館講堂. (2014年8月)


7) 岡西政典*. とあるポスドクの研究生活とacademist活用の裏側 〜学会参加や野外調査に使えるお金と時間の実態について〜.  Smips(第148回知的財産マネジメント研究会). 研究現場の知財分科会. 政策研究大学院大学. (2014年10月)

■所属学会など


日本動物分類学会、日本動物学会,古生物学会

JSPS Acore Program COMSEA*メンバー(2012年度より)
*日本学術振興会アジア研究拠点事業、東南アジアにおける沿岸海洋学の研究教育ネットワーク構築

■表彰その他の特記事項


【助成金など】

1) 岡西政典.水産無脊椎動物研究所2008-2010年度育成助成 「内部形態と分子系統に基づくタコクモヒトデ科(クモヒトデ綱、ツルクモヒトデ目)の分類学的研究」 研究代表

2) 岡西政典.日本学術振興会特別研究員(DC2)2010-2012年度 「ツルクモヒトデ目(棘皮動物門:クモヒトデ綱)の系統分類学的研究」 研究代表

3) 岡西政典.公益財団法人日本科学協会 平成26年度笹川科学研究助成 「発生・分子・骨片微細構造観察に基づく日本産キヌガサモヅルの分散過程の解明」 研究代表

4) 岡西政典.研究費獲得のためのクラウドファンディングサイト"academist" 「深海生物テヅルモヅルの分類学的研究」 研究代表
※最終達成金額63.45万円(目標金額40万円) ご支援いただいた皆様,本当にありがとうございました!

【受賞歴】

1) Masanori Okanishi and Toshihiko Fujita. Molecular phylogeney of the order Euryalida (Echinodermata: Ophiuroidea). Plenary Poster Award. 「3rd Retreat of GCOE」(2010)

2) 岡西政典.(独)日本学生支援機構、平成21年度特に優れた業績による返還免除の認定、第一種奨学金の返還免除(半額免除)

3) Zoological Science Award 2012, 藤井賞(同時受賞). A taxonomic review of the genus Astrocharis Koehler (Echinodermata: Ophiuroidea: Asteroschematidae) with a description of a new species. Zoological Science 28 (2): 148-157. 2013年9月14日

4) 第十回日本動物分類学会奨励賞 2013年6月9日

5) 岡西政典 千徳明日香,藤田敏彦.ツルクモヒトデ目(棘皮動物門,クモヒトデ綱)の分子系統解析と骨片の形態に基づく新分類体系.日本古生物学会第163回例会.優秀ポスター賞

【教育活動】

1) テヅルモヅルの進化を探る:国立科学博物館研究者紹介ポスター(展示期間:2010年2月2日~2010年4月2日)

2) 100年ぶりに発見されたヒメモヅルの新種:国立科学博物館HOT NEWS、特別展示(展示期間:2011年4月26日~6月26日)

3) 博士課程学生鼎談 博士課程の魅力に迫る:リガクル 東京大学理学部の今がわかる本 2012年4月17日 講談社、3巻、pp. 30-31
※岡西他2名の博士課程についての鼎談が記事にされました。

4) 臨海実習指導(2012年度より)

4-1) 文科省教育関係共同利用拠点事業における大学臨海実習指導

2012年4月から、瀬戸臨海実験所で行われた以下の大学実習において学生を指導しています。指導した主な項目は番所崎・畠島・内之浦での生物観察(海藻類・メイオベントス)、ウニ(ムラサキウニ・ツマジロナガウニ・コシダカウニ・バフンウニ・シラヒゲウニなど)の発生実験、プランクトン観察、分子系統解析実習などです。この他、タイドプール間の生物相比較、漁港で混獲される深海性ベントスの観察、ムラサキウニ・ニセクロナマコの解剖、巻貝の出殻反応実験、ウニ胚発生の極化実験、カンザシゴカイ・ケガキ・ニセクロナマコの発生実験、フナムシの行動観察、魚類寄生虫観察、種子植物の形態変異観察、サンゴの褐虫藻観察、海洋観測(溶存酸素量の測定)などの指導にも携わりました。

【2012年度】
・龍谷大学 政策学部環境サイエンスコース「環境フィールドワーク白浜臨海実習」(2012年4月4日~4月7日)
・和歌山大学 教育学部 「臨海実習」(2012年4月22日~4月27日)
・奈良女子大学 理学部「臨海実習II」(2012年6月4日~6月9日)
・奈良教育大学 教育学部「臨海実習」(2012年6月14日~6月18日)
・大阪教育大学 教員養成課程理科教育講座 「臨海実習」(2012年6月19日~6月23日)
・大阪市立大学 理学部 「臨海実習」 (2012年7月2日~7月日)
・京都大学 理学部 「臨海実習第二部」、公開臨海実習 「発展生物学実習」 (2012年8月4日~8月10日)
※同時開催
・関西学院大学 理工学部 「臨海実習2」 (2012年8月16日~8月20日)
・大阪大学 理学部 「生物学臨海実習」 (2012年8月21日~8月26日)
・京都大学 理学部 「臨海実習第一部・第四部」、公開臨海実習 「自由課題研究」 (2012年8月27日~9月3日)
※同時開催
・大阪大学(留学生) 化学・生物学複合メジャーコース "Fieldwork in Biology" (2012年9月20日~9月25日)
・公開臨海実習 「海産無脊椎動物分子系統学実習」 (2012年3月2日~3月9日)
・京都大学 理学部 「臨海実習第三部」、公開臨海実習 「海産無脊椎動物多様性実習」 (2013年3月25日~2013年3月30日)

【2013年度】
・龍谷大学 政策学部環境サイエンスコース 「環境フィールドワーク白浜臨海実習」 (2013年4月1日~4月4日)
・和歌山大学 教育学部 「臨海実習」(2013年4月24日~4月29日)
・奈良女子大学 理学部「臨海実習II」(2013年5月22日~5月27日)
・奈良教育大学 教育学部「臨海実習」(2013年5月27日~5月31日)
・大阪教育大学 教員養成課程理解教育講座「臨海実習」(2013年6月21日~6月25日)
・大阪市立大学 理学部 「臨海実習」(2013年7月5日~7月11日)
・京都大学 理学部「臨海実習第一部・第四部」、公開臨海実習「自由課題研究」(2013年8月5日~13日)
・関西学院大学 理工学部 「臨海実験(2)白浜」(2013年8月20日~25日)
・滋賀県立大学 環境学部 「環境学野外実習I・II・III、海洋実習」(2013年8月25日~8月28日)
・京都大学 理学部 「臨海実習第二部」、公開臨海実習 (2013年9月2日~9月9日)
・大阪大学 理学部 「生物学臨海実習」(2013年9月9日~9月17日)
・大阪大学(留学生) 化学・生物学複合メジャーコース "Fieldwork in Biology" (2013年9月24~9月29日)
*動物学会大会参加のため、24日のみ担当
・公開臨海実習「海産無脊椎動物分子系統学実習」  (2014年3月1日~8日)
・公開臨海実習「藻類の系統と進化」 (2014年3月17日~22日)
・公開臨海実習「海産無脊椎動物多様性実習」 (2014年3月25日~30日)

【2014年度】
・龍谷大学 政策学部環境サイエンスコース  「環境フィールドワーク白浜臨海実習」  (2014年4月2日~4月5日)
・和歌山大学 教育学部 「臨海実習」 (2014年4月14日~4月19日)
・奈良女子大学 理学部 「臨海実習II」 (2014年5月26日~5月31日)  
・大阪教育大学 教育学部  「臨海実習」 (2014年6月24日~6月28日)
奈良教育大学 教育学部  「臨海実習」  (2014年6月30日~7月4日)
・大阪市立大学 理学部  「臨海実習」  (2014年7月8日~7月14日)
京都大学 理学部「臨海実習第一部・第四部」、公開臨海実習「自由課題研究」(2013年8月6日~13日)
・関西学院大学 理工学部 「臨海実習」 (2014年8月22日~26日)
・京都大学 理学部 「臨海実習第二部」+公開臨海実習「発展生物学実習」(2014年9月4日~10日)
・大阪大学 International College "Marine Biology Field Work"(2014年9月16日~21日)
・大阪 理学部 「生物学臨海実習」 (2014年9月25日~30日)

and more...


4-2) 高校臨海実習

・豊中高校 「生物研修旅行」 (2013年1月4日~1月7日)
*1/6日に、ヒトデの講師を担当しました。
・豊中高校 「生物研修旅行」 (2013年7月19日~7月21日)
*7/20日に、ヒトデ・ナマコ・ウニの解剖の講師を担当しました。

5) 京都大学白浜水族館解説ツアー

*春・夏・冬休みの長期休み中、以下の日程で、水族館の生きものについての「研究者と飼育係のこだわり解説ツアー」と、水族館裏側の飼育設備にういての「バックヤードツアー」を担当しました。私のこだわり解説ツアーのテーマは「海産無脊椎動物の多様性」です。

・2012年7月26日、27日
・2012年12月22日、23日
・2013年3月31日、4月5日
・2013年7月31日、8月14日、16日
・2014年12月28日

6) The Integrative use of classical and molecular taxonomy on marine benthic organism: International joint Seminar of JSPS and USM
※USM(マレーシア科学大学)で開催された分子系統解析のワークショップで、講義と演習を担当っしました.

6-1) Part I: 12-14, June, 2012, Peneng, Malaysia.
分子系統樹(UPGMA, NJ, MP, ML)の基本的なアルゴリズムとソフトウェアを使った系統樹作成法の説明と演習を担当。

6-2) Part II: 1-3 July, Peneng, Malaysia.
昨年の説明に加え、Bayse法の基本的なアルゴリズムと系統樹の作成法の説明と演習を担当。

7) 宮崎勝己・加藤哲哉・原田桂太・山内洋紀・加藤真理子・岡西政典・久保田信・大和茂之・中野智之・朝倉彰.京大瀬戸臨海実験所・白浜水族館と、南紀白浜の生きものたち. 第83回動物学会大会 動物学ひろば、2012年9月.(当日の解説を担当しました)

8) 宮崎勝己・千徳明日香・岡西政典・小泉智弘・望月佑一・朝倉彰.南紀白浜の海の生きものたち、第84回動物学会大会 動物学ひろば、2013年9月. (当日の解説を担当しました)

9) 「若手分類学者の集い」発足メンバー(2012年6月、第45回日本動物分類学会大会にて)

10) International Workshop for the Taxonomy of Soft Corals. 11-13 December, 2013. National Museum and Nature and Science, Japan.
※国立科学博物館でJSPSとNSMTの共同開催ワークショップで,"Biology of ophiuroids living on soft corals"と題した講義を行いました.

【調査航海】

淡青丸(東京大学)
KT-07-31 調査海域:相模湾・伊豆諸島・八丈島周辺海域 (2007年11月24日~2007年12月1日)
KT-11-12 調査海域:九州・四国沖 (2011年6月22日~6月28日)
KT-12-32 調査海域:沖永良部島以南の南西諸島周辺東シナ海海域 (2012年11月26日~12月3日)

豊潮丸(広島大学)
No. 2006-03 調査海域:瀬戸内海から沖縄までの南西諸島海域(2006年5月22日~5月30日)※5月27に糸満で下船
No. 2009-03 調査海域:瀬戸内海から沖縄までの南西諸島海域(2009年5月18日~5月28日)
No. 2010-03 調査海域:瀬戸内海から沖縄までの南西諸島海域(2010年5月17日~5月27日)

長崎丸(長崎大学)
voy. 295 調査海域:東シナ海(2009年11月18日~11月23日)

興洋(小笠原水産センター)
国立科学博物館相模灘調査2008 調査海域:小笠原諸島周辺海域(2008年10月24日~10月30日)
国立科学博物館相模灘調査2009 調査海域:小笠原諸島周辺海域(2009年7月10日~7月16日)
※日帰り調査

蒼鷹丸(中央水産研究所)
平成19年度調査航海 調査海域:東日本沖・日本海・北海道周辺(2007年7月14日~8月10日)
平成20年度調査航海 調査海域:北海道・沖縄を除く日本周辺海域(2008年7月19日~8月8日)
平成22年度調査航海 調査海域:東シナ海・沖縄・四国。紀伊半島沖・相模湾(2010年7月24日~2010年8月9日)

【海外フィールドワーク調査】

・ナコーンシータンマラート,タイ(2013年1月15日~21日)
・サッタヒップ,タイ(2013年10月9日~15日)
・プーケット,タイ(2014年10月9日~15日)

【海外研究機関調査】

Museum of Comparative Zoology, USA (October, 2008)
Museum Victoria, Australia (January, 2009)
National Institute of Water and Atmosphere, New Zealand (July, 2009)
The University of Sydney, Australia (August, 2009)
Smithsonian Institution National Museum of Natural History, USA (February, 2010)
Le Muséum national d'Histoire naturelle, France (October, 2011)
Zoological Museum Amsterdam, Netherland (October, 2011)
Zoological Museum, University of Copenhagen, Denmark (October, 2011)
Chulalongkorn University, Thailand (January, 2013)

【査読経験誌】

Molecular Phylogenetics and Evolution
Molecular Biology Reports
Zootaxa
Turkish Journal of Zoology
・The Proceedings of LIPI-JSPS Joint International Seminar on Costal Ecosystem in Southeast Asia 12-14 Nov. 2012, Jakarta, Indonesia×2

■ウェブサイト


チームてづるもづる(2013年3月より)